2011.09.10. Saturday
好評開催中の「わったー海の写真展」、共催の名護市立博物館にて、来週日曜日までやっています。
先週日曜日の講演会は、ありがたいことに大盛況でした。
これまでに御来場いただいた皆様、ありがとうございました。
さて、写真展の開催期間中ではありますが、ナイトダイビングへ繰り出してきました。
大型のノロマ台風が去ってからというもの、海はベタ凪です。
月もでて、こんな日のナイトダイビングは最高です。
ポイント名 | トウカムリポイント | ダイブ NO. | 1 | 投稿者 | T.フジイ |
見た生物リスト | |
ダイビングコメント | 船から飛び込み、ゆっくり潜行すると、波紋が刻まれた海底に月明かりが差し込み、波に合わせてゆらめきます。海底にヒザを着き水中ライトを消すと、自分のまわりや砂の間に夜光虫の小さく淡い光がまたたいているのが分かります。
写真や絵画では表せない、自然が作り出す美しい光景です。
無謀にもコンパクトデジタルカメラで夜光虫の光を撮ろうとしたものの、真っ黒写真を量産しただけでした…(一つ、それらしき光が写りこんだ写真がありましたが、小すぎる点が一つだけ、という残念な物でした。)。
一生の間に見ておきたい自然の風景は数あれど、それらに負けず劣らずキレイな風景が身近にもある、ということを重ねがさね感じます。
百聞は一見にしかず。
ダイビング内容についてですが、
潜ったメンバーの一人が、なんとアサヒガニを見つけました。
あの、不格好だけど美味しいアイツです。スキューバダイビングでも見られるんですね。
ところで、コブヒトデがいなくなってしまったのは何故でしょう?
台風のせい?
どこへ行ってしまったの??
コブヒトデ……。 |
写真投稿者 | T.フジイ |
写真タイトル | ビードロカクレエビ |
写真コメント | 昼間の間は、カメラをむけると体を横に倒し、宿主のイソギンチャクを離れて逃げていきます。この写真を撮った夜の間はおとなしくしていたらしく、逃げませんでした。 |
写真投稿者 | T.フジイ |
写真タイトル | ミナミヒメハゼ |
写真コメント | ブンブクやカシパンの上に卵を産み付け、親が守ります。時折、周囲の砂を体で押してまわって、卵の上に砂がかぶらないように世話をしています。 |
写真投稿者 | T.フジイ |
写真タイトル | マルガザミ |
写真コメント | ウデナガウンバチイソギンンチャクの根本に隠れていました。時折、ウミエラの根本でも見かけます。ウデナガウンバチは刺胞毒が強いので、観察には注意が必要です。 |
写真投稿者 | T.フジイ |
写真タイトル | アゴアマダイのなかま |
写真コメント | 通常は穴の中に隠れている、ジョーフィッシュと呼ばれる仲間です。こいつは粒の細かい砂地で見つかる種類で、未記載だそうです(アゴアマダイの仲間は、意外と未記載が多そうです)。つぶらな瞳に、胸がドキドキしました。なんで穴から出て、砂の上に丸まっていたんでしょうね。 |
写真投稿者 | T.フジイ |
写真タイトル | ジャノメガザミのカップル |
写真コメント | ニャンニャンしています。上になっている雄は、自分が近づくのに気が付くと、下にいる雌を砂を巻き上げて隠すような行動をとりました。 |
ダイビングチーム すなっくスナフキン ~大浦湾の記録活動と情報発信~