大浦湾の記録活動と情報発信

マップ:大浦湾の位置名護市東海岸に位置する大浦湾は,大浦川河口からリーフまでのおよそ5kmの間に,マングローブ,海草藻場,サンゴ群落,砂地,泥場,岩礁など,多様な表情を持つ海です。多様な環境には,それぞれに多様な生き物たちの暮らしが育まれ,大浦の海は豊かな自然で彩られています。

『すなっくスナフキン』は,この大浦湾をホームグラウンドとしてダイビングを楽しんできました。しかし今,この海の将来は不安定な状態にあります。私たちは,大浦の自然を映像として記録に残し,多くの人に知ってもらうための活動を始めました。

地域への情報発信=写真展
映像は,視覚に直接訴えかけられる表現方法です。私たちが大浦湾で触れる感動は,実際に海に顔をつけなければわからないことばかりです。しかし映像なら,普段海に接していない人にも,そのイメージが伝わるのではないか…そんな考えから,私たちは,『大浦湾の生き者たち』と冠した写真展を開催しています。この展示はこれまでに3回を数え,特に今年は,巡回展という形で,地元名護をはじめ県内各地をまわってきました。また,県外からの展示依頼もいただき,全国で出張展示を催しています。一人でも多くの人の目に,大浦の自然が映ってくれることを願って。

大浦湾の生きもの写真展の出前やってます!
写真展の開催依頼は随時受け付けており、可能な限り展示していきたいと思っています。

写真の使用に関しては下記にまとめてありますので、お問い合わせ前にお読みください。
写真パネルの貸し出しとデータの提供について

お知らせとスケジュール

8/13-27 写真展「大浦湾の生きものたち2017」@名護博物館ギャラリー

※終了しました。

大浦湾の生きものたち写真展2017@名護博物館大浦湾の生きものたち写真展2017@名護博物館 裏面


写真展 発見!ワッター海の自然 『大浦湾の生きものたち2017』
沖縄本島北部、名護市東海岸に位置する「大浦湾」。川の流域に残された豊かな森、河口のマングローブ、干潟、浅場の砂地や海草藻場、沖にむかって泥場やサンゴ群集。湾口近くには水深60mもの深場や発達したリーフがあり、多様性に満ちた海には驚くほど沢山の生きものたちがすんでいます。千枚におよぶ写真と映像により、大浦湾とそこにすむ生きものたちを紹介します。

【開催期間】 2017年8月13日(日)~8月27日(日)※月曜休館
【時間】午前10時~午後6時(最終日午後5時まで)
【会場】名護博物館ギャラリー ※入場無料
沖縄県名護市東江1-8-11  TEL:(0980)53-1342
【アクセス】Googleマップ
【主催】名護博物館ダイビングチームすなっくスナフキン
【協力】わんさか大浦パーク
【後援】NHK沖縄放送局・沖縄タイムス社・沖縄テレビ放送株式会社・琉球朝日放送株式会社・琉球新報社・琉球放送株式会社

◆ ◆ 写真展期間中のイベント ◆ ◆

ミニお話会
日時:8月20日(日)午後2時~3時半 場所:名護博物館ギャラリー

1.「川の生きものの話」 by 名護博物館 村田尚史
2.「海の生きものの話」 by すなっくスナフキン
*展示解説もあります

週末開催!ミニ企画
1.顕微鏡をのぞいて見てみよう!
2.生き物の標本やレプリカを見てみよう!

同時開催!@わんさか大浦パーク
1.写真展示(期間中随時・入場無料)
2.カヤック体験 [要予約]
日時:(1)8月13日(日)9時~12時 (2)8 月19日(土)15時~18時
※カヤック体験1回の所要時間は約1時間です

◆料金:大人(中学生~)/1,500円   小人(3歳~小学6年生まで)/1,000円
◆用意するもの: 濡れても良い服装、濡れても良い履物、帽子、着替え(シャワー室あり)
◆イベント詳細はわんさか大浦パークにお問い合わせください:

わんさか大浦パーク
(0980) 51-9446(10時~19時)名護市大浦465-7

冊子「大浦湾の貝」の紹介

今まで、すなっくスナフキンで収集した貝の標本写真と、大浦湾や大浦湾周辺で撮影した生態写真、あわせて約860種、掲載しました。

大浦湾の貝の冊子 表紙琉球弧・沖縄島
大浦湾の貝
Shell of Oura Bay

(「はじめに」 より抜粋)
この冊子では、沖縄島大浦湾沿岸の砂浜にゆりあげられた(打ち上げられた)貝を中心に、海中で採集された貝とあわせて、約860 種を紹介しています。
 海岸にゆりあげられた貝は、誰でも簡単に観察できる海からの贈り物です。それぞれの貝には、好きな住み場所や、好きな食べ物が決まっていて、貝の種類がわかればその海の中の様子をうかがい知ることができます。この冊子に紹介しているように、たくさんの貝類が見つかる大浦湾周辺の海には、それだけ多様な環境と多様な生き物たちが生息していることがわかります。ゆりあげられた貝をみて、海の中の様子を想像してみませんか。

※この冊子は非売品ですが、わんさか大浦パークにて閲覧できます。

2016年2月写真展@北九州 終了しました

ご来場された皆さま、ありがとうございました!

写真集「大浦湾の生きものたち」出版のお知らせ

南方新社より、写真集「大浦湾の生きものたち」が出版されました。
約655種の生きものを、850点の写真でご紹介。
大浦湾の魅力がたっぷり詰め込んであります。是非ご覧いただきたい1冊です。

大浦湾の生きものたち大浦湾の生きものたち
―琉球弧・生物多様性の重要地点、沖縄島大浦湾―
ダイビングチームすなっくスナフキン編
A5判 128ページ オールカラー
定価:2,000円+税

内容(目次より)

大浦湾について   
森・川/マングローブ/干潟/潮間帯・海岸/
海草藻場/ユビエダハマサンゴ群集/
塊状ハマサンゴ群集/泥場/砂地/ガレ場/
アオサンゴ群集/沖・瀬

特集:
大浦湾のウミウシ/大浦湾の貝/大浦湾の海藻
大浦湾の造礁サンゴ
大浦湾の環境保全を求める19学会合同要望書
大浦湾の自然の保護を訴える学術分野からの声
ほか

本の購入はこちらから:
南方新社 販売ページ
アマゾン ブックストア

7/18-8/2 写真展@名護博物館ギャラリー 終了しました

ご来場された皆さま、ありがとうございました!